「秋 そばにいるよ」というアルバムに収録されている。
イントロ無しで歌から始まる。
情熱的なスローバラードで、抑揚をつけた波のような演奏。
さざ波のようだったり、段々と押し寄せて高波のようだったり。
ストリングスが入ってると思ってたけど、入ってないんですね。
サウンドも曲の展開もドラマティックです。

出だしは裏声を交えた控えめなトーン。サビから始まる。
Aメロもやわらかい声と落ち着いたトーンで歌っている。
キーは低め。
Bメロは歌詞を噛み締めて、力強く歌う。
キーが急激に上がり、キーの高い部分を地声で歌い切ってたり、
裏声にしたりと地声と裏声が交ざっている。
サビも同様で、音程の高低が激しく、魂のこもった歌声を聴かせてくれる。

間奏のスキャットは、心に秘めた声を口に出して叫んでいるよう。
後半になるにつれ、感情がほとばしり、ボーカルにも力が入る。
体全体で歌い上げてるイメージ。
間奏後のBメロとサビは、音程も歌い方も変化していて、
聴き応え抜群。
曲の最後は、静かな落ち着いたトーンで終わる。

歌詞は愛する人への、まっすぐで正直な想いが綴られている。
ただひとつのゆるぎない愛情、あなただけを想う。
やってくる幸福も、切なく苦しい感情もひっくるめて受け入れる。
ここに2人がいる、まぎれもない事実。
たった1人の存在だけで、私は立っていられる。生きていける。
ずっとこのまま一緒にいたい、離したくない。
一途で懸命で真剣そのもので、切なる想いと願いが込められている。

2番の歌詞は生々しいというか、抽象的表現なんですけど
事の最中っぽい歌詞だと思います^^;
aikoはさらっと歌ってますが。
2番のサビは具体的にスキンシップの内容が書かれてます。

聴いていて曲の世界に引き込まれてしまう、
それほど声の印象が強い曲。
赤裸々でストレートなラブソングだ。


カラオケでは、難しいです。
歌ってて疲れるし、歌い終わったら倒れそうになる。
この曲は、座って歌うより立って歌う方がいいです。
その方が腹式呼吸で歌えるし、声が出やすい。
Aメロは問題なく歌えるんですけど、やっぱり盛り上がってくる
Bメロとサビがキーは高いし、声を張り上げて歌うのできついですね。
特に後半のBメロとサビは音程が変わるし、ちゃんと覚えてないと
せっかくの盛り上がり最高潮の魅力が半減します。

裏声に変わる所までは覚えていられないので、
地声・裏声の歌い分けは特にしてないですね。
もう勢いのまま歌う、歌い上げるって感じです。
気持ちも力も入るし、大きな壁に立ち向かうような、
そんな曲です。

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