「アンドロメダ」というシングルのカップリング曲。
aiko本人曰く、「ファミコンちっくなイントロからスタートする曲」。
本当にこの打ち込みのイントロが印象的。
好きですね~。
歌い出しもオブラートに包まれてて、小さめの音量。
段々と通常の歌声と音量になり、ゆったりと曲が流れ出す。

aikoの歌声は落ち着いていて、低音域もあり、
裏声も使っている。
曲のテンポは遅め。
aikoの曲の中では目立たない曲かもしれないが、
ただの控えめな曲では終わらない。
結構個性的な曲だと思う。

全編打ち込みで構成されているが、曲の終わりにaikoが演奏した
縦笛の音が聴ける。
曲の世界観としては、万華鏡のようなイメージ。
洗練されていて、かつ乙女チックで。
転調部分も間奏も見事で、アウトロでのスキャットも曲を彩っている。

歌詞の内容としては、最後の夏休みを迎える前に、好きな人に自分の気持ちが
勝手に伝わってしまって「どうしよう」っていう。
つまり、好きな人に告白する前に、
友達の流した噂によって自分の気持ちが好きな人に伝わってしまった。
気まずいし、どんな顔すればいいの?っていう。

aiko特有の学生時代の曲ですね。
甘酸っぱい恋心を内に秘めたまま過ごしていたのに、
いつか告白しようと思っていたのに。。。
知らない間に、相手に自分の気持ちがバレていたっていう。
何とも皮肉だし、恥ずかしいしっていう。
思い切り片思い気分が味わえる曲です。

ただ転調部分の歌詞が意味深。
この片思いは実って、時間が経っても好きな人と共にいるってことなのか、
失恋したけれど未だに好きで想い続けてるってことなのか。

ノスタルジックでセンチメンタルで、でもさらっとしてて。
世界観が好きですね、この曲の。


カラオケでは歌いやすい曲だと思います。
感情移入もできるし、それほどエネルギーも使わないし。
曲の世界を思う存分楽しんで、ゆったりしたテンポに身を任せて
歌える曲です。

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