「彼女」というアルバムに収録されている。
シンプルなロックサウンドに乗せて、恋人とのドキドキワクワクの
楽しい時間を切り取った曲。
季節は冬。疾走感があり、暗い寒空の下、
恋人とはしゃいだり走り回ってる姿が容易に想像できる。
aikoも「神崎川駅の線路沿いを猛ダッシュしてるイメージ」
と語っている。
聴きやすい曲で、テンポが速いにも関わらず
aikoの歌声は乱れず、滑らかに聴こえる。
演奏もカチッとした感じ。

ただ弾けてるアレンジではないので、
アップテンポにしては一押し足りない気がする。
聴いていて綺麗過ぎる曲というイメージでもある。
(「Power of Love」や「be master of life」などに比べて)
単なる盛り上げ曲ではないのだろう。

この曲の場合、歌詞が素晴らしい出来だと思う。
簡単なようでaikoにしか書けない歌詞だと思うし、
韻を踏んでいたり、カタカナの使い方もうまい。
ピアス、ハート、ランデブー、スカート、アンカー、リップ。
違和感無く並んでいて、効果的に使われている。
センスのいい言葉選びをしているし、恋人同士の情景がすっと浮かぶ
わかりやすい歌詞。
読んでいるだけでも楽しい。

ちなみに「キスする前に」ってことなので、
歌詞に出てくる行動はキスする前なのである。
全てがキスに繋がる。
個人的に若さを感じる曲です。若々しい。

aikoの良い所は、恋してる気持ちがまっすぐに伝わってくる所である。
屈折することなく、相手に対してまっすぐに熱い気持ちが向いている。
シンプルな曲調で翳りの無い歌詞と歌声が光る1曲。


カラオケでは、歌いやすいですね。
うまくまとまってる曲なので、伸ばす所は伸ばし、歯切れ良く歌ってる部分は
歯切れ良くって風に気を付けて歌えば大丈夫。
アウトロのスキャット部分も歌ったら、何とも爽快ですね。
キーはちょっと高めかな。
派手ではないけど、明るくて歌いがいがあります。

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