「秋 そばにいるよ」というアルバムに収録されている。
ストリングスの演奏で始まり、まるで海のような広大な世界が
広がるミディアムバラード。
イメージとしては曇り空の下、海を眺め立ち尽くしてる。
そして時折セキを切ったように海に向かって叫んでる。
そんな感じでしょうか。

重たく口を開き、慎重に言葉を選ぶように歌うaiko。
Bメロから段々と盛り上がり、サビでは伝えたい気持ちが爆発して、
力を振り絞って切れ切れに歌っている。
ドラマチックだし、真摯だし、感情がほとばしってます。

実はこの曲、曲は違えど「あなたと握手」と同じ様な事を歌ってる
そうです。
ただのラブソングではなく、人間関係につまづいた時は、
必ず最後には仲直りしよう、きっと分かり合えるよっていう想いが
込められている。

「海の終わり」というのは、海水をせき止めてしまうような
壁が出来てしまった。
つまり、いつまでも途切れることなく続いていると思っていた関係に
ヒビが入り、溝が出来てしまった。
そんな意味だと思います。
気付かない間に少しずつ壁だったり溝が出来ていってた。
「信頼」や「仲良し」という関係に甘えていたから、海の終わりは
やってきてしまった。
しっかりそんな事に気付けたからこそ、君に伝えたい。
「仲直りしようよ いつかは離れてしまうんだ」。

あと「海の終わり」には、潮時っていう意味もあると思います。
私達の関係は潮時なのかなって悩んだ末に、答えを見つけて
関係が潮時なのではなく、このケンカやイザコザはもう潮時だよ、
仲直りして傷をふさいでもう一度始めよう。。。
こういう気持ちも、含まれてるのではないでしょうか。

わかりやすい歌詞の中に、深い意味が込められていて、
聴く度に理解したり新たな発見がある曲です。

テーマも曲の世界も重たいけれど、最後には曇り空から光が差している、
そんな仕上がりになっていると思います。


カラオケでは、歌うの難しい曲です。
キーが高い部分はあるし、ロングトーンはたくさんあるし、
息が続かない^^;
あと音程を取るのも大変。
歌ってる最中も苦しいし、歌い終わったらかなりの疲労。
肺活量いります!あごも疲れる。

それに私の場合力んじゃって。。。
思った通りに歌えなくって、ジレンマを抱えちゃいます。
だからあまり歌わない曲です。
でも綺麗に歌えたら、きっとすっきりすると思うし、
何度か挑戦していつかうまく歌えたらいいなと思います。

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