「秋 そばにいるよ」というアルバムに収録されている。
フェードインして始まる曲。
しかもストリングスの荘厳な演奏を聴いて、
え!?クラシック音楽?と一瞬思ってしまう。
宇宙に漂っているかのような、ファンタジックな世界。
ワルツ調だが、決して明るい曲ではない。
全体的に厳かな雰囲気が感じられる。

抑え目の歌い方で儚いイメージを持つが、
サビでは先走るかのように歌い、高音部分を連発。
裏声も綺麗に出ている。
ロングトーンや伸びやかな声も健在。
それでも激しさや情熱は感じない。
やはり儚げである。

間奏後の「届けられるもの全てを~」の部分、
ワルツのリズムに乗って歌っています。
ここのフレーズ凄く好きです。

歌詞に関しては、愛する人との日常だったり、
愛する人への想いが描かれている。
現実と対比して、宇宙や木星といった、次元の違う世界が歌詞に登場する。
2人の時間も、仕草も、宇宙ではたった一瞬の出来事にしか過ぎない。

もし、2人が木星に行ったとしても、地球で過ごした時と同じ様に
愛しい時間を過ごそう。
そういう意味なんでしょうか。
なぜ「木星」なのかは、未だに謎です。
太陽系内で最大の惑星だから?太陽系内で最も自転が速い惑星だから?
変わった縞模様だから?

個人的に2番のサビと、間奏後のフレーズは共感しますね。
曲の美しさも楽しめるし、ムードもあるし、
aikoの曲の中でもまた違った世界の曲なので、
ゆったり浸れます。


カラオケでは、程よい緊張感を保ちながら、気持ちよく歌えます。
キーが高い部分はあるけれど、裏声が使えれば大丈夫。
でも息継ぎも気になるし、ロングトーンもあるので少し苦労しますが。
激しく歌うよりはしっとりと歌いたい。

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