♪相合傘♪ aiko
2010年2月8日 ステキなうた
「相合傘（汗かきMix）」と違い、地味で目立たない曲である。
一応独特な世界観を持っているし、
「相合傘の所 右傘に誰が宿る」というフレーズが
繰り返し出てくるので、口ずさめる。
ただ、サビがどこなのかわからない構成に、
盛り上がる点もない曲。
サウンドはシンセサイザーなのかな？
とにかく打ち込みっぽいです。
電子音のようなリズムは変わってるな～と思う。
何となく雨っぽい雰囲気。相合傘なだけあって。
テンポはミディアムスローで、ゆったりしている。
バラードではないけれど、暗めの曲。
歌声は覇気が感じられない。悲しげに消えてしまいそうな声で歌っている。
初期のaikoの曲の中では、感情たっぷりに歌っていない。
これは、曲に合わせてあえてこういう風に歌ってるのか。
感情をあらわにして、激しく歌ったら、やっぱり合わないと思ったのか。
こういう大人しめで、気持ちを抑えたような静かな歌い方もいいけど、
なんだか物足りないような。
だからこそ、「相合傘（汗かきMix）」で思いっきり弾けたのかも（笑）。
アウトロはaikoの口笛が聴けます。この口笛がいい味出してます。
哀愁漂ってて。
歌詞は学生の頃の苦い恋の思い出。
目が合うからつい意識してしまって、あなたのことが気になる。
「私のこと好きなのかな？」ときめく女心。
書いた相合傘の隣りにあなたの名前を書きたいけど、
想いは伝えられない。
もどかしくて、悲しくて、苦しくて、涙。
実はこの恋は勘違いだったことが判明。
好きな男の子には、他に好きな人がいた。
目が合うからって、私のことを見てたわけじゃない。
あの女の子を見ていたのに・・・。
勝手に誤解して好きになって、失恋して。
悲劇のヒロインです＾＾；
でもこういう経験って、誰でもあると思う。
目が合っただけで、恋に落ちてしまう純な心。
だけど、両思いかどうかは自信が持てない。
結局自分の勘違いで、終了。
学生時代の淡い恋心と失恋を、繊細に描き切ってる。
言葉の使い方も和風で、歌詞もまとまってる。
「アスパラ」も似たような内容の歌詞ですね。
「相合傘」を明るくした感じで、現代的な口語詩っていう違いはあるけど。
カラオケでは、とにかく盛り上がる点がない曲なので、
しっとり切なく歌います。
キーが高いところもないし、フェイクやスキャットも全く無く、
歌いやすい曲です。
肩の力抜いて、落ち着いて歌えます。
ただジメっとしてるので、歌ってて落ち込んでしまう＾＾；
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