♪なんて一日♪ aiko
「milk/嘆きのキス」というシングルのカップリング曲。
明るく爽やかなバンドサウンド。イントロもサビも弾けてて、眩しい。
それぞれの音が跳ねている。
ピアノの奏でる音と、間奏のギターの響きも良いアクセントに。
聴いてると気持ちも盛り上がり、なんだかスッキリする。
この曲を初めて聴いた時、こういうサウンド久々だな~と
嬉しくなりました。
この曲って、aikoらしさ全開だから。
ロックってよりは、ポップ。軽快なアップテンポ。
音は新しいけど、原点回帰のようでほっとする。

声も明るい。音程が取りづらかったり、キーの高低が激しいので、
一本調子で明るいわけではない。
意外にもキーが低い部分が目立ったり、キーが高い部分は声を張り上げて
歌っている。
高い声がすんなり出ていない点が気になる。伸びはあるけど。
ロングトーンは清々しい。
特にアウトロ部分のスキャット&ロングトーン。
裏声も交えて綺麗に出ているし、好きですね。

歌詞は、日常について描かれています。恋愛の要素は濃くない。
毎日同じ様な日常でも、ちょっとしたことで変化が感じられたり、
自分の気持ちや行動次第で変わる。
今日がなんて素敵な一日、なんて悲しい一日になるかなんて、
占いじゃないんだし誰にもわからない。
自分次第なんだ。
そして明日はどんな一日になるだろう。今日とは少し違うだろうけど。

どんな小さな出来事でも、誰かを傷つけていたりする。
そんなことにも気が付かないで過ごしてた。
だけどあなたのことはいつも頭にあって、この胸は高鳴る。
大人げないキスもしたよ。

過ぎ去った時間にすがりついて泣くより、笑って手を振りたい。
そして前へ進んで、未来を迎えたい。

誰でも思い当たる歌詞だし、共感できると思う。
思いついたことを書き綴ったような歌詞だけど、私は好きです。
日々の出来事に戸惑ったりつまづいても、前を向くことを忘れない。
明日に期待したい。
主人公の気持ちが伝わってくるし、聴いてる側もそんな気持ちに
させてくれる。


カラオケでは、意外と歌いにくい。
音程がころころ変わるし、明るく歌おうとしてもキーの低い部分があって
歯止めがかかる。
キーの低い部分高い部分を交互に歌ってると、のどに負担がかかって、
苦しくなったり。
ビブラートも多い。
でもうまく思った通りに歌えると気持ちいい。
やっぱりアウトロのスキャット&ロングトーンは、歌ってて爽快。

程よくノリノリになって、楽しくなって、前向きになれる素敵な曲。
もっとすんなり歌えるようになりたい。

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