♪まつげ♪ aiko
「雲は白リンゴは赤」というシングルのカップリング曲。
イントロ無しで歌から始まる。
静かでしっとりとしたバラード。
1番はピアノ伴奏をバックに歌い上げ、1番のサビの終わりくらいに
ドラムやシンセサイザー(?)の演奏が加わる。
珍しくギター、ベースの音は入っていないような。。。?
音数の少ない、落ち着いたサウンドになってます。

肩の力を抜いた、やわらかくて儚い声。
Aメロ、Bメロとキーの高い部分はなく、地声で歌っている。
サビでは少し力が入り、キーが高くなるが地声のまま。
抑揚をつけた歌い方をしていますね。
ロングトーンは何箇所かあります。強く太い声っていうより、
細いけどよく伸びる声。

スキャットは間奏の部分だけ。軽く口ずさむように歌ってます。
裏声は最後のサビで使ってて、終盤の盛り上がりに一役買っています。
全体的に切なさに満ちてて、聴いてて胸が詰まります。

歌詞は決して失恋の歌詞ではない。
幸せすぎて不安で怖い。
彼を愛しすぎて、小さな出来事でも心の琴線を刺激される。
そのため切なくて苦しくて涙が出るという。
狂おしく深い愛情が描かれている。
あなたに出逢わなかったら、こんなに胸を痛めることも、
こんなに涙を流すこともなかっただろう。
だからなんで出逢ってしまったのか、逆に考えてしまう。
もしくは出逢ってはいけない2人だったから。。。なのか。

タイトルの「まつげ」は、涙で濡れたまつげのことを意味する。
「溢れてこめかみを抜け 髪の毛が濡れる」という部分は
仰向けになって泣いている姿が思い浮かぶ。

「永遠」という言葉は、aikoの曲にはあまり出てこないんですが、
この曲では永遠にあなたを想う、という風に使われています。

歌詞も曲の雰囲気も大人っぽいし、夜のイメージがありますね。
本当に深い曲。
そして泣かせる曲です。
個人的に好きな曲で、歌詞もすっと感情移入できるし、
思い入れがあります。
ライブではロックverで披露してるようですが、
私は聴いた事が無いのでどんな風になってるかは知りません。


カラオケでは、キー的には問題なく歌えます。
メロディも覚えやすい。
やっぱりロングトーンがポイントですね。
腹式呼吸で伸ばすというより、喉から声を出して苦しそうに伸ばす
っていうイメージで。
切なくしっとり歌ってると、涙出そうになります。
本当に涙を誘う曲なので、声を詰まらせないように歌うのが大変。

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