「秋 そばにいるよ」というアルバムに収録されている。
軽やかなリズムのイントロから始まる。
ミディアムテンポでお日様が似合う曲。
聴いてる限りでは結構色んな楽器が入ってるイメージだったが、
ドラム、ギター、ベース、オルガン、ピアノといった
シンプルなバンド演奏。
タンバリンを入れても合いそう。

歌声はライトで伸びやか。裏声は部分的にある程度。
Cメロでは少し声のトーンが落ちるが、ロングトーンを響かせる。
ところどころ掛け声が入ったり、
間奏やアウトロでは軽いスキャットが入る。
音程の高低はあるけど、キーが高すぎることはない。

歌詞に関しては恋愛要素が少なく、誰もが持つ願望を言葉にしている。
まさに現実逃避。誰に何も言われず、何も考えず気楽に自由に暮らしたい。
愛する人の様子を気にしなくてもいいよう、あなたをいつも知っていたい。
分かり合う前にイメージやレッテルを張られて、
とても窮屈な思いをしなくてもいいように。
歩くペースを周りと比較して、焦ってしまわないように。
人間ではない動物になりたい。

人生を生きていく上で、息苦しくなったり、考えるのが嫌になったりする。
しがらみがうっとうしかったり、何事も面倒になったりする。
人それぞれ違うんだから、自分は自分でいいのだとそう言い聞かせる。
そう、人に向かって歌ってるよりは自分に向けて歌ってる曲。
サウンドも歌声も明るく、暗さは微塵もないが、
歌詞は心の本音が詰め込まれている。
aikoの曲の中ではマイナーかもしれないが、
現実逃避したい時は共感するし、不思議と元気になれる良曲。


カラオケではキーがそこまで高くないし、歌いやすい。
メロディも覚えやすい。
ロングトーンもあまりなく、スキャットも結構簡単。
明るく歌える。
ただ、掛け声が多いので覚えられないかも。
覚えてもどこか抜けてたりして。。。完璧に歌えたことないかも。
掛け声やスキャットが、字幕に出るようなカラオケだといいんですけど、
出ない場合は自力でがんばるしかない。

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