「アンドロメダ」というシングルのカップリング曲。
ロックテイストでノリの良いアップテンポ。
スカッとしてて、爽やかなバンドサウンド。
段々と勢いを増して押し寄せる演奏。聴いてて気持ちいい。
アップダウンを繰り返す曲展開は、まるで主人公の心音のよう。

歌声は明るく伸びのある声。まっすぐでキュート。
抑揚をつけながら、楽しそうに歌っている。
主人公の甘酸っぱい気持ちを、そのまま歌で表現している。
本当に気持ちの高ぶりが伝わってくる。
バックコーラスの効果なのか、バンドサウンドがそうさせるのか
わからないが、歌声も爽やかに聴こえる。
時折舌ったらずになってたりもするが。

間奏やアウトロでのスキャット、勢いがあります。元気いっぱい。
バックコーラスなど工夫も凝らしてあって、聴き応えよし。
キーは少し高め。アップテンポで舞い上がってる曲なので、
キーが極端に低いところはない。
サビで裏声を使ってる部分はあるが、全体的に地声。
ロングトーンは少ないが、ところどころ伸ばして歌っている。

歌詞は思いっきり片思いです。最初はただ見てるだけでよかったのに、
好きになればなるほど想いは募り、欲が出てくる。
熱のこもったため息、そしてこぼれる涙。
気持ちを伝えたいけれど、やっぱり言えない。

公園であなたが来るのを待っているっていうのは、
好きな人が公園をよく散歩してたり、ジョギングしてるのを知ってて、
わざと待ち伏せしてるという。
好きな人は顔見知りなのか、接点はなく主人公のひとめぼれなのか、
よくわからない。
でも2人で待ち合わせて、一緒に散歩するってところまではいってない。
好きな人を見つめるだけで精一杯という感じ。

心の中はあなたのことで埋め尽くされている。
触れてみたい、どうか受け入れて。欲張りだけど、それが今の願い。

タイトルの「どろぼう」は恋泥棒のことです。
あたしの心を盗んだあなたは、どろぼう。
好き過ぎて仕方がない。甘くて切なくて苦しい。
片思い特有の甘酸っぱい気持ちをうまくまとめて歌詞にしている。
女心というよりは、乙女心がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。
恋をしたことがある人、片思いをしてる人は確実に共感できる。

この曲大好きです。サウンドも歌声も歌詞も、全てにおいてマッチしてるし、
若々しくて青い感じもする。
だけど気持ちだけは熟してて、ギリギリのところでブレーキかけてる。
爽やかで、かつ熱っぽい曲です。


カラオケでは歌いやすいと思います。
メロディは覚えやすいし、ノリもいいし。
キーの高いところも勢いで歌えてしまう。
スキャット部分も歌うと気持ちいい。
最後のサビは声のトーンを落とし、またトーンを上げるっていうのを
忘れずに。
あとは、伸ばすところを気を付けて歌えば
問題ナシ。

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