♪恋の涙♪ aiko
「夢の中のまっすぐな道」というアルバムに収録されている。
かわいらしいピチカートのイントロから始まる。
疾走感のあるアップテンポなバンドサウンド。
やっぱりピチカートがポイントですね。
ドラムも明るく弾んでて、春っぽい。
軽快で聴き心地がいい曲。

歌声は、明るく跳ねている。力みのない滑らかな感じ。
感情の赴くままに、というよりは丁寧に歌ってるように聴こえる。
音程はころころ変わり、キーは割と高め。
裏声はサビで部分的にある程度。
ロングトーンはほとんどない。伸ばしてる部分は多少あるが。
スキャットはアウトロだけです。楽しそうに軽く口ずさんでいます。

歌詞は、恋人と別れてしまった主人公の失恋の痛みや、
悲しみが描かれている。
我慢してた涙は一度こぼれたら止まらない。
子どものように泣いても、何度名前を呼んでも、
優しくあたしを包んでくれていた存在はもうそばにいない。
鍵に結んであった赤い糸とは裏腹に、あたしとあなたの赤い糸は
途切れてしまった。

目の奥に浮かぶのは、2人で見た夜の海と星空。
そして、恋が始まる前にあたしに向けて笑ってくれたあなたの顔。
少しだけしびれた足っていうのは、バスや電車など
乗り物に立って乗ってるイメージ。
街を埋め尽くす桜の花っていうフレーズで、
この曲の季節は春ってことがわかります。
でも夏を待つっていうのは、aikoが花粉症だから夏が待ち遠しいって
ことだと思いますね。
別れることになった原因や理由、あなたの言い分、
そしてこうなってしまった事実。。。
自分に言い聞かせてもやっぱり認めたくない。
だけど会いにいけない。
涙を流す内に、いつか奇跡は起こるかな?

別れても好きで諦められない。未練たらたら。
あわよくば復縁の可能性を狙っている。
もう自分からは動けないから、時が過ぎて季節が過ぎ行くのを
待つしかできない。
歌詞だけ読めば切ないし、リアルに描かれてると思う。
サウンドがかわいくて元気な感じなので、重苦しい雰囲気や
ジトジトした空気は皆無。さらりと聴ける。
女の子っぽい曲だと思いますね。


カラオケでは、意外と歌いにくい。
パーンと突き抜けるような陽気な曲ではないので、
歌ってても盛り上がらない。
サビはパンチが弱い。
キーの高低が激しく、歌ってて疲れる。
歌詞の区切りや早口な部分を覚えないと歌えない。

逆にスキャットが少なく、ロングトーンもほとんどないので
歌い慣れれば気楽かも。
歌詞をハキハキと歌えば格好はつく。
ちなみに、しばらくこの曲を聴かないで、自分の記憶だけで
歌おうとしたら見事に歌えませんでした^^;
練習あるのみです。

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